kigi's Book Diary

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  • 2017_11

「お菓子の家」 カーリン・イェルハルドセン

スウェーデンの警察小説「ショーベリ警視シリーズ」の1作目。

まず、北欧ミステリーなのに、ものすごく読みやすいところに驚き。
今まで読んだ北欧ミステリーは取っつきにくい作品ばかりだったけど、
この作品はストーリーもキャラクターもすんなり頭に入ってきました。

タイトルはほのぼのしてますが、当然「ヘンゼルとグレーテル」を思い出すので、
優しい話ではないのはわかります。

予想通りに、冒頭はすさまじいいじめシーンから始まります。
さらにそれをやっているのが幼稚園児ということが衝撃。

そこから時は過ぎて、38年後。
いじめを受けていた子供の一人は孤独な大人になり、
ある日偶然、自分をいじめていた男と出会う。
そして男は死体となって発見される。



警察小説なので、主人公は事件関係者ではなくて刑事たち。
事件の捜査と刑事たちの私生活が同じレベルで描かれているので、
最初はそこがちょっと邪魔くさいかも(^_^;)

でも、なかなか個性的な面々なので、だんだん興味がわいてきます。
ただ、長々とした中東情勢の解説は必要なのかわからない。

全体のトリックや解決はごくふつう。
でも最後まで読むと、また最初から読み返したくなりました。
詳しくは↓のネタバレで。

それにしても凄まじいいじめ。
桶に顔を浸けて押さえつけたり、
縄でぐるぐる巻きにして道路の真ん中に転がして車に轢かせようとしたり、
これを大人がやったら犯罪組織でしょ。
こんなことを幼稚園児がやったことが信じられないし、
だいたいドライバーもすごい迷惑だし、社会問題になりそうな気がするけど。

ここからネタバレなので反転させてください。

トーマスのことが頭にあるから犯人の発言は男の言葉として読んでいたけど、
女と知ってから読むとちゃんと女性の言葉に読めますね。

被害者がみんな、犯人に警戒感を持っていないことが不思議だったけど、
44歳の美しい女性なら納得。

突然家に入ってきた見知らぬ人間とふつうに会話してるリーセロット、
人里離れた農場にひとりきり、雨の夜、びしょ濡れの見知らぬ人間を家に入れたカリーナ・アホネン、
とても不自然さを感じたけど、そういうことだったわけですね。
娼婦であったアン・クリスティンとの会話も、注意深く書かれてますね。

最後に、カタリーナがそこまでに登場した誰かかと思ったら違ってた。
一瞬、看護婦のマギットがカタリーナかと思ってたんだけど。
そこが推理小説との違いですね。

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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 海外ミステリー
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