kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「今見てはいけない」 ダフネ・デュ・モーリア

「レベッカ」で有名なデュ・モーリアの恐怖小説短編集。
恐怖といってもホラーではなくて心理的な恐怖。
読んだ感想でいうと、不気味な感覚の小説集ですね。

不安なこと、わからないこと見えないこと、めまいの感覚・・・
1つ1つの作品の仕掛けはどれもミステリーとしてはよくあるものですが、
そこがポイントではなくて、そこに至る過程が不安定。

悪意、底意地の悪さ、嫌み、嫌がらせという負の感情のオンパレード。
わかってはいたけど英国人のセンスはブラックですね。



「今見てはいけない」
映画「赤い影」の原作。
たぶん映画は見てないと思うけど、ベネチアの迷路のような水路が、
不安定感を増してます。
ただ何となく先が読める展開なので、あまり意外性はないかな。

「ボーダーライン」
父親が死の直前、恐怖の顔で娘を見て言う「なんということだ!」
娘は、その言葉の意味を探るために父親の古い友人に会いに出かけた。
そこで見た父の友人は意外な男だった。
う~ん、
父親の友人の魅力がわからないし、主人公の心の動きもわからなかったです。

「真夜中になる前に」
これも見えない恐怖と、あやしい出来事に巻き込まれた話。
「つい」「ちょっと」という好奇心からどんどん深みにはまっていく。
好奇心に引かれてといっても、ふつうあそこまではやらないでしょう。

「十字架の道」
すっごいブラックギャグ。
エルサレムツアーに来た英国人団体と案内の神父の悲惨。
こんなわがまま勝手な人ばかりの団体はいやだわ。
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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 海外ミステリー
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