kigi's Book Diary

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  • 2017_11

「翳りゆく夏」 赤井三尋

第49回江戸川乱歩賞受賞作にして、キムラ弁護士絶賛という本。

それなのに、実はあまり期待しないで読みました(^^;)
でも小説としては充分面白かったです。
ただ、乱歩賞だと思うとがっかりしますね。ごくごくふつうの事件小説です。

翳りゆく夏

翳りゆく夏

価格:730円(税込、送料別)



20年前に起こった乳児誘拐事件。
その犯人の娘が大手新聞社に記者として採用された。
その事実を週刊誌にスクープされたことから、
新聞社は独自に誘拐事件の再調査を始める。

誘拐犯である娘の父親は、事件当時に逃走の過程で共犯者とされる女性と共に事故死。
しかし、さらわれた赤ん坊の行方がわからなかったことから、
さらに共犯者がいる可能性も指摘されていた。


20年前に起こった誘拐事件を再調査していく過程は面白い。
再現ビデオのように描かれる事件当時の状況も緊張感がある。
でも、それ以外のところは中途半端な印象です。

当事者である娘と、その友人たちの性格がわかりにくい。
しかも、そのわかりにくさは「変わった性格の娘」で片付けられてしまう。

また、お手伝いの千代さん。
「お嬢さんの気持ちを解きほぐせる秘策」も予想とおりの内容。
まさかそういう話をするわけじゃないだろう?と思ったら、
そういう話しか言わなかった。これはびっくり。
あれで説得されるのは、よほど素直な人だけだろうと思うけど、
よほど素直なお嬢さんだったということです。

誘拐犯の娘が新聞社に記者として採用されたということは、
再調査のきっかけでしかないのだから本人を登場させる必要はないのでは?
若い女性を登場させなければ!というテレビ的サービスのような気がします。
そんなドラマ脚本的サービスが多いのも散漫な印象になる要因かも。

この小説にはいくつかの問題が含まれています。
・犯罪者の家族の問題
・犯罪によって子供を失った親の悲劇
・新聞社や報道の姿勢

でも、どれも中途半端で終わってしまう。
最初から最後まで「なあなあ」で終わる事件ですね。
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