kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「一角獣の殺人」 カーター・ディクスン

途中まではいろいろと大騒ぎが起こるドタバタ小説ですが、
解決編を読むと、実に細かく伏線が練られた小説ということがわかります。
ただし、推理に難点があるので本格ものとは言えませんが。



嵐で橋が落ち、閉ざされた古城で起きた不可能殺人。
しかもその城には怪盗フラマンドと、その怪盗を追う名警部ガスケが入り込んでいて、
さらに殺人方法はマザーグースの童謡に模した一角獣の角。
捜査するのは、これも嵐で緊急避難してきたH・M卿。

もうここまでで趣向が盛りだくさん。
序盤でお腹いっぱいという気分にもなってしまうんですが、
殺人が起きてからは、ちゃんとしたミステリーになります(笑)

その殺人には目撃者がいて、殺される瞬間も複数の人間が見ていたのだが、
被害者に近づいた人物は一人もいなかった。
しかも近くには隠れる場所もない。

しかも被害者の身元も、わからない。

それというのもフラマンドもガスケも変装の名人なので、
誰もが自ら名乗っている人物である保証がないという状況になっているわけです。
誰にも見破られない変装名人というのもすごいけど…

伏線がきっちり書き込まれていると書きましたけど、
トリックや捜査は適当なところもあります。
だからフランスを舞台にしてるらしい(笑)



 
ネタバレしてます。反転させて読んでください。



肝心の怪盗フラマンドが、変装してたわけでもなく隠れていたというのは、
推理小説としてはがっかりでしたね。見せ場がないじゃないですか~(笑)
まあ本格物じゃないからいいんですが。

凶器の『無痛畜殺機』も、わかるはずないですよね。
ヒントもないし(ヒントあってもわからないだろうけど)。
でも、すごいものを持ち歩いてる犯人だわ~

『囁きの回廊』も都合のいい設定。
お城に抜け道は付きものだからいいんですが、
とりあえず、お城というのは陰謀には便利なものですね。

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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 海外ミステリー
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