kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「絹靴下殺人事件」 アントニイ・バークリー

バークリーの4作目で、「毒入りチョコレート事件」の前年に書かれた作品。
「最上階の殺人」が8作目だから、今のところ新しい作品から遡って読んでることになるわけで、キャラクターシリーズでもあるし、やっぱり発行順に読んだほうがわかりやすいかもしれないですね。



ロジャー・シェリンガムは新聞に連載しているコラムの読者から手紙をもらう。
それは消息のわからない娘を探して欲しいという依頼。

その娘は家計の苦しい家を出てロンドンで働いていたが、
急に音信がなくなり家族は心配していた。
同封されていた娘の写真を新聞社の人間に見せたところ、
彼女がコーラスガールとして舞台に立っていたことがわかる。
そして娘の芸名から、彼女がストッキングで首をつって自殺していたことが判明。

この結果を、娘の家族にどう伝えようか悩んでいる時に、
同じ方法で自殺した娘が複数いることがわかった。
連続する若い女性の自殺の影に、共通する人物の存在を感じたシェリンガムは独自に調査を始める。

これは先に読んだ2作とは違って、推理ゲームのような論理の遊びではなく、
探偵としての行動がメイン。

仮説の検証がなくて、いきなり行動に移るところや、
証拠はあまり重要視せずに、行動で犯人を追い詰めて行く過程はあまりにふつうで、
なにか物足りなさを感じてしまいました。

続きはちょっとネタバレ

 

無差別連続殺人で1つだけ他の事件と性格が違うものがあれば
それがポイントとなることはミステリーファンなら周知。
この作品では、伯爵令嬢レディ・アースラ事件。

木の葉を隠すなら森の中という理論から言えば、アースラの関係者があやしい。
そこまでは定石だけど、動機は快楽殺人だったとは驚き。

最後の実験は、いくらなんでもやり過ぎでしょう。
それに、これで犯人が自白するというのもわからない。
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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
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