kigi's Book Diary

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  • 2017_11

「火曜クラブ」アガサ・クリスティ

わたしが最初に読んだ頃は「ミス・マープルと13の謎」というタイトルでした。
ミス・マープル初登場作。

ミス・マープルの家に集まった甥のレイモンドと、そのお客たち。
スコットランド・ヤードの元警視総監をゲストに迎えて迷宮事件が話題に上る。
そこで毎週火曜日に集まって、それぞれが知っている迷宮入り事件について推理を競うことになった。



事件の謎解きはもちろんですが、それ以上に雑談部分が面白い。

「わたしが言いたいのはね。
たいていの人間は悪人でも善人でもなくて、ただとてもおばかさんだってことですよ」

ほとんどの人間は放っておくと勝手なことをするということですね。
乱反射を読んで、簡単な社会ルールも守れない身勝手な人たちに腹を立てていたけど、
「それが人間というもの」と言われた気がします。

しかし、なくなったエビが気になる~

各話については続きでどうぞ。ネタバレはしていません。


 
火曜クラブ
夫と妻、妻のコンパニオン、その3人が家で夕食を食べた後に気分が悪くなり、妻が死亡。
夫が疑われたが、夫には夕食に細工をする機会はなかった。
こういう謎解きは参加できないので残念。

アスタルテの祠
古代の伝説の残る祠の前で起こった謎の事件。
仮装パーティで女神に扮した女性が伝説の祠の前で男性に呪いをかけると、
その男性が心臓を一突きされて死んでしまった。当然その女性に疑いがかけられたが、
彼女は剣を持っておらず、その男性から3mも離れたところに立っていただけだった。

これは謎解きパズルのようなトリッキーな作品。
問題編と解決編という感じです。
推理パズルのつもりで謎解きに挑戦してみると楽しいです。

金塊事件
マープルものでは珍しい金塊泥棒の話。
といっても巻き込まれたのは甥のレイモンドだからマープルが関わった事件ではないけど。
なんといってもミス・マープルが真相を見破るきっかけが面白いです。

舗道の血痕
女流画家のジョイス・ランプりエールは真夏の避暑地でスケッチをしている時に、
白い舗道に残る血痕を見てしまう。
その村は昔、海賊に襲われて皆殺しになり、
その時の血のあとが百年間消えなかったという伝説があった。
恐ろしくなったジョイスは近づいて確かめてみたが、やはりそこに血痕はなかった。
しかし伝説の呪いの通りに観光客が溺死する事件が起こる。

夏に陽射しと白い舗道の血痕。
その他にも色彩鮮やかで絵画的に見事な1篇。

動機対機会
資産家の男性が亡くなって遺言書が公開されたが、そこには何も書かれていなかった。
その遺言書は弁護士が立会いで署名され、
弁護士事務所の金庫に保管されていたものだったもので、
すり替える機会はなかったはずなのだが・・・

誰でもわかる謎解きかも?

聖ペテロの指のあと
ミス・マープルの姪であるメイベルは夫を殺したという噂に悩まされていた。
それというのも夫の死因が不明で、さらに夫が亡くなる前にメイベルが砒素を買い込んだことを薬屋が吹聴したからであった。
姪の疑いを晴らしたいとミス・マープルは死体発掘許可を受け検死解剖までするが、
砒素中毒は否定されても、死因は不明のままだった。
しかしメイベルの夫が息を引き取る直前に言った言葉が解決のヒントになる。

ダイイングメッセージものですけど英語がわからないからね・・・

青いゼラニウム
病弱なプリチャード夫人は心霊術や占いに凝っていた。
ある占い師に病室の壁紙に描かれているゼラニウムが青く変わったら死ぬと予言されて怯えていた。
そしてある朝、病室で亡くなっているプリチャード夫人が発見され、
ゼラニウムは青く変色していた。

なんか懐かしくなるわ~

二人の老嬢
カナリア諸島にバカンスに来ていた二人のイギリス人の老嬢。
しかし到着した翌日、一人が海で溺れ死んでしまう。
単純な事故として済まされたのだが、事故をよそおった殺人だという目撃者もいた。
そしてその後、生き残った婦人が自殺。
はたして真相は・・・

40歳で老嬢ってorz

四人の容疑者
秘密結社の解体に尽力した博士が、追っ手を避けてイギリスの片田舎の村で暮らしていた。
小さな村では、よそ者が入り込めばとても目立つので安全だと思われたからであった。
しかしそんな用心にもかかわらず博士殺されてしまう。
村によそ者は入り込んでおらず、しかも博士家にいたのは身元の確かな人間だけだった。
博士の姪、40年も使えてきた家政婦、秘書として入り込んでいた護衛の警官、村で生まれ育った庭師。
この4人の誰が秘密結社の手先だったのか?

クリスマスの悲劇
ミス・マープルは、ある男の行動に不審を感じていた。
妻を事故に見せかけて殺そうとしているように思えるのだ。
ミスマープルは夫の行動に注意を払っていたが、ついに妻は殺されてしまう。
しかし夫には磐石のアリバイがあった。

ミス・マープルのアリバイ崩し。
ご本人の某名作と逆のトリック。

毒草
晩餐の献立に香草と間違えて毒草が混じりこんでいた。
同じ食事を取った一同は中毒を起こしたが、その中の若い娘が死んでしまう。
しかし香草と間違えて毒草を摘んできたのは、その娘だった。

バンガロー事件
容姿はたいへん美しいけれど頭は軽い女優が巻き込まれた泥棒事件の顛末。

女同士というのはいろいろな感情が絡み合って面倒なものですね。
一番の味方であり、一番の敵ですか。

溺死
村に滞在している都会の若者に、村の娘が恋をして妊娠。
しかしその若者はロンドンに婚約者がいた。
娘は絶望して河に身を投げる。

青春ドラマのような展開だけど、真相は2時間ドラマ。
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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
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