| 「アクロイド殺し」 アガサ・クリスティ | 2008.12.08.Mon / 21:58 | |||
懐かしの再読。
最初に読んだのは高校時代だと思うけど、当時の話題の作品でした。
フェアかアンフェアかという論争があったらしいけど、
アンフェアというより、「見事にだまされた」という感想です。

------------------------------------------------------------
ヘイスティングが南米に去り、引退したポアロは
イギリスの片田舎の小さな村でカボチャを投げている育ててる(笑)
そしてその村の大地主ロジャー・アクロイドが自宅で殺害される事件が起こる。
被害者の姪のフローラ・アクロイドはポアロに捜査を依頼する。
実はロジャー・アクロイドが殺される前に、ロジャーの恋人・フェラーズ夫人が自殺していた。
夫人はある人物から恐喝を受けており、それが自殺の原因だった。
フェラーズ夫人は自殺する前に恐喝者について告発した手紙をロジャーに宛てて残していた。
その手紙が届いた夜、ロジャーは自室で殺されたのだった。
村の医師であるシェパードは謎の電話で呼び出されて
アクロイド家に駆けつけ、ロジャーの遺体を発見する。
「ここにいる全員が何かを隠している」とポアロが指摘したとおり、
登場人物の誰もが重要な秘密を隠している。
そのために事件はややこしくもつれる。
---------------------------------------------------------------
現在までにいくつかのミステリーに使われて、
1つのパターンとして認識されているある手法が使われています。
この手法については今でも賛否両論があるようですが、
ヒントは書き込まれてるので、基本的にはフェアだと思いますね。
そのこと以外にも様々なミステリーの要素を全部詰め込んだ
トリッキーで面白い作品です。
以下はネタバレしています。
最初に読んだのは高校時代だと思うけど、当時の話題の作品でした。
フェアかアンフェアかという論争があったらしいけど、
アンフェアというより、「見事にだまされた」という感想です。
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ヘイスティングが南米に去り、引退したポアロは
イギリスの片田舎の小さな村でカボチャを
そしてその村の大地主ロジャー・アクロイドが自宅で殺害される事件が起こる。
被害者の姪のフローラ・アクロイドはポアロに捜査を依頼する。
実はロジャー・アクロイドが殺される前に、ロジャーの恋人・フェラーズ夫人が自殺していた。
夫人はある人物から恐喝を受けており、それが自殺の原因だった。
フェラーズ夫人は自殺する前に恐喝者について告発した手紙をロジャーに宛てて残していた。
その手紙が届いた夜、ロジャーは自室で殺されたのだった。
村の医師であるシェパードは謎の電話で呼び出されて
アクロイド家に駆けつけ、ロジャーの遺体を発見する。
「ここにいる全員が何かを隠している」とポアロが指摘したとおり、
登場人物の誰もが重要な秘密を隠している。
そのために事件はややこしくもつれる。
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現在までにいくつかのミステリーに使われて、
1つのパターンとして認識されているある手法が使われています。
この手法については今でも賛否両論があるようですが、
ヒントは書き込まれてるので、基本的にはフェアだと思いますね。
そのこと以外にも様々なミステリーの要素を全部詰め込んだ
トリッキーで面白い作品です。
以下はネタバレしています。
【
ヒントその1は、10分間の空白。
抜粋すると「その手紙は9時20分前に運ばれてきた。わたしが彼のもとを辞したのは、
ちょうど9時10分前で、まで手紙はまだ読まれてなかった。」
この10分間に殺人が行われたということなんだけど、
退出の挨拶なんかしてたら、10分くらい経つだろうと思ってしまいました。
むしろ10分で人を刺して録音機を仕掛けて忙しい気がするな。
そして9時10分前に屋敷を出た医師は、門を通り抜ける時に9時の鐘を聞く。
玄関から門まではふつうに歩いて5分だから、ここでは5分間の空白。
この誤差に気づくのは難しいですね。やっぱり細かい。
もう1つはテープレコーダーによる犯行時刻の錯誤。
これもその後のミステリーで多用されるトリックだけど、
肉声と再生された声には違いがあると思うんですけどね。
欧米の住宅の厚い壁、ドア越しなら惑わされるのかしらね。
往診用の大きな鞄を持参してることが秘書の不審を招いたことも
についてもちゃんと言及されてる。
最大のヒントはシェパード医師を呼び出した電話。
この電話だけが他の証拠から説明が付かない。
それに気が付けば犯人は一人しかいないんですよね。
】
ヒントその1は、10分間の空白。
抜粋すると「その手紙は9時20分前に運ばれてきた。わたしが彼のもとを辞したのは、
ちょうど9時10分前で、まで手紙はまだ読まれてなかった。」
この10分間に殺人が行われたということなんだけど、
退出の挨拶なんかしてたら、10分くらい経つだろうと思ってしまいました。
むしろ10分で人を刺して録音機を仕掛けて忙しい気がするな。
そして9時10分前に屋敷を出た医師は、門を通り抜ける時に9時の鐘を聞く。
玄関から門まではふつうに歩いて5分だから、ここでは5分間の空白。
この誤差に気づくのは難しいですね。やっぱり細かい。
もう1つはテープレコーダーによる犯行時刻の錯誤。
これもその後のミステリーで多用されるトリックだけど、
肉声と再生された声には違いがあると思うんですけどね。
欧米の住宅の厚い壁、ドア越しなら惑わされるのかしらね。
往診用の大きな鞄を持参してることが秘書の不審を招いたことも
についてもちゃんと言及されてる。
最大のヒントはシェパード医師を呼び出した電話。
この電話だけが他の証拠から説明が付かない。
それに気が付けば犯人は一人しかいないんですよね。
】
テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌
