| 「ゼロ時間へ」 アガサ・クリスティ | 2008.05.06.Tue / 00:01 | |||
クリスティを読むのは10年ぶりくらいかもしれない。
これは高校時代に読んで、途中を飛ばし読みした記憶があるのですが、
ミステリーサイトで評価が高かったから再読。
はい、評判通りに面白かったです。
(たしかに高校生にはつまらないかもしれないけど…)

ゼロ時間とは殺人が行われる、まさにその時間のこと。
「殺人を扱った小説を読むとき、読者はふつう殺人事件が起きたところから出発します。
ですが、それは間違いです。
殺人は事件が起こるはるか以前から始まっているのです!
殺人事件は数多くのさまざまな条件が重なり合い、
すべてがある点に集中したところで起こるものです。
:
殺人事件自体は物語の結末なのです。つまりゼロ時間」
お屋敷ものです。
資産家の老夫人が住む海辺の古い館、そこに親族やその友人たちが集まってくる。
その中に、この機会を利用して殺人を計画している人物が一人いた。
誰が何のために誰を殺そうとしているのか?
犯人は最後までわかりませんが、殺人計画が練られるところ始まることもあって、
倒叙物にも近い緊張感があります。
容疑者は6人。
全編が罠とヒントと言っていいほど無駄がなく、
うっかり読み飛ばしたエピソードが重要なファクターになっている。
さすがに見事です。
続きはネタバレです。反転させて読んでください。
【
唐突に小指の長さの話が始まったと思ったら、
それが証拠の1つだったんですね。
「バックハンドが得意」というのも伏線だったとは。
でも、マクワーターの証言は裁判で月曜日の天気の持ち出されたらアウトですよね。
そこだけは不満が残ります。
】
本の感想一覧はこちらから
これは高校時代に読んで、途中を飛ばし読みした記憶があるのですが、
ミステリーサイトで評価が高かったから再読。
はい、評判通りに面白かったです。
(たしかに高校生にはつまらないかもしれないけど…)
ゼロ時間とは殺人が行われる、まさにその時間のこと。
「殺人を扱った小説を読むとき、読者はふつう殺人事件が起きたところから出発します。
ですが、それは間違いです。
殺人は事件が起こるはるか以前から始まっているのです!
殺人事件は数多くのさまざまな条件が重なり合い、
すべてがある点に集中したところで起こるものです。
:
殺人事件自体は物語の結末なのです。つまりゼロ時間」
お屋敷ものです。
資産家の老夫人が住む海辺の古い館、そこに親族やその友人たちが集まってくる。
その中に、この機会を利用して殺人を計画している人物が一人いた。
誰が何のために誰を殺そうとしているのか?
犯人は最後までわかりませんが、殺人計画が練られるところ始まることもあって、
倒叙物にも近い緊張感があります。
容疑者は6人。
全編が罠とヒントと言っていいほど無駄がなく、
うっかり読み飛ばしたエピソードが重要なファクターになっている。
さすがに見事です。
続きはネタバレです。反転させて読んでください。
【
唐突に小指の長さの話が始まったと思ったら、
それが証拠の1つだったんですね。
「バックハンドが得意」というのも伏線だったとは。
でも、マクワーターの証言は裁判で月曜日の天気の持ち出されたらアウトですよね。
そこだけは不満が残ります。
】
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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌
