kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「火のみち」 乃南アサ

一人の陶芸家の一生を描きながら、同時に昭和という時代を描き、
さらに中国青磁・汝窯の歴史解釈も織り込んでいるという、盛り沢山の作品。

正直なところ、なんでいきなり汝窯の歴史?と思わないでもなかったので、
実は汝窯の歴史の部分は、ちょっと飛ばし読みしました(^^;)

   

---あらすじ---
南部次郎は昭和8年、4男3女の次男として大阪に生まれる。
しかし父親は酒と博打におぼれて働かず、生活苦のため一家で満州に渡る。
だが、その満州で父は現地召集で戦死。兄ふたりも亡くなる。

残された一家6人は終戦と共に本土に引き上げ、親戚に身を寄せるが、
その親戚も貧しく、母親は苦労から病床に。

生活の手段のない一家を養うため、姉は都会に出て身を売る。
次郎も懸命に妹たちの世話をするが、やがて母親は亡くなり、
母親の葬儀に借りた金が返せず、借金のために妹まで売られそうになる。
妹を守るために人を殺してしまった次郎は、そのまま投獄される。

刑務所の中で陶芸を覚え、その才能を見出された次郎は、
出所後に陶芸家の道に進み、やがて新進気鋭の陶芸家として注目されるまでなった。

一方、一人残された妹は女優を目指し、芸能界で一応の成功を収める。

兄妹共に成功を収め、順風に思えた生活だったが、
また新たな不運、不幸に見舞われる。
---ここまで---

帯ドラマのような波乱万丈のストーリーですが、
そのわりに予想できるような事件しか起こりません。
上下巻の長さでも面白く読めますが、あまり後に残るものはなかったですね。
昭和を生きてきた人なら、あの頃の自分を重ね合わせて
懐かしい思い浸れるかもしれません。


本の感想リスト
スポンサーサイト

テーマ : 読んだ本。    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・な行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0


 管理者にだけ表示を許可する
 

プロフィール

kigi

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

ブロとも申請フォーム

« 2017 11  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

ブログ内検索

月別アーカイブ

11  10  08  07  06  05  03  02  01  11  10  09  08  07  06  05  02  01  07  06  04  03  02  02  08  07  04  03  01  12  10  09  07  05  03  02  01  12  11  10  09  02  01  12  11  10  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10 

フリーエリア

Yahoo!ボットチェッカー
Googleボットチェッカー
MSNボットチェッカー