kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「いつもの朝に」 今邑彩

「いつもの朝」じゃなくて、「に」が付くところが不穏なものを感じさせるタイトル。



そんな予想通り、冒頭は不気味な絵を並べた個展のシーンで始まる。
個展会場に並べられている絵は、顔の描かれていない家族の肖像画や、
真っ白なテーブルクロスにこぼれた真っ赤なケチャップなど、
胸騒ぎを感じさせる絵ばかり。

この絵で、ある程度事件の想像をしてしまうと思うのですが、
そんな想像に反して、それらの絵を描いたのは二人の男の子を持つふつうの母親。
ちょっと肩透かしかと思うと、母親の家族が謎めいた事故で亡くなっていたりして、
やっぱりこの一家には過去がありそうな気配。

そしてある日、次男が子供が頃から大切にしていたぬいぐるみのお腹から、
父の手紙を見つけたことから、事件の話は一気に現実に。

でもここまでで、まだ本の厚さの三分の一も進んでいない。
父の手紙で真相と思われる事件をすべて描いてしまって、
この先、何が続くのだろうと心配していると、
話はさらにとんでもない方向へ進んでいく・・・
このあたりはかなり怖い。

ここまでで三分の二。

最後の三分の一は・・・
まあ、途中までは予想がついたけど、最後は意外。
いえ、この作家さんなら当然の結末かもしれませんね。

私としては、怖いまま最後まで突き進んで欲しかったです。

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テーマ : 読んだ本。    ジャンル : 本・雑誌
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