kigi's Book Diary

本の感想ブログ

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◆「天使のナイフ」感想アップ

天使のナイフ」薬丸岳アップしました。
これは図書館で借りた本だけど、半年待ちだった。
でも面白かったですよ。
少年犯罪という重いテーマだけど、それだけでなく、犯人探しミステリーにもなってます。

◆本の感想リスト◆


 
面白かった。
あらすじを読むと、あまり「面白い面白い」と言うのも気が引けるような作品だけど、
重いテーマを提起するだけではない、実にバランスが取れた小説でした。

少年法をめぐる論争、それだけで読むのをためらう人もいるかもしれませんが、
社会問題を提起するだけではなく、ミステリーとしても充分評価できる内容。
謎解きもあるし、ひたすら人間ドラマを強調するのでもない。
そのどれもがバランスよく、ある程度のレベルをもって描かれてます。

前半は、理不尽な事件で妻を殺された夫・桧山貴志の怒りを中心に進む。
遊ぶ金欲しさという身勝手な理由で人を殺しておきながら罪に問われない少年たち。
彼らは逮捕すらされず“補導”されるだけ。
犯した犯行とは逆に、科される罪の軽さ。

そんな少年法に怒りを感じつつも、桧山と残された娘がなんとかふつうの生活の取り戻そうとしている時に犯人の少年の一人が殺されるという事件が起こる。

ここから物語は一気に複雑になる。
妻の過去探しと新たな事件の犯人探し。
語られる真相は充分に意外で、でも納得できるもの。
ちゃんとその伏線も最初の事件の時に描かれているんですよね。
こういうところも実に細かく計算されています。

でも実は私は読み終わって、もうひとつ別のテーマを考えていました。
古代から解決できていない人類の永遠の課題。復讐の連鎖。
こちらも重いテーマですよね。

最後に難点と思ったところも書いておきます。ネタバレ注意。

【  妻祥子の人生の複雑さ。
幼児期に友人が殺されるところを目撃、思春期に人を殺し。
結婚して少年たちに殺される。絶対にあり得ないことは言えないけど、ちょっと事件が重なりすぎている気がしました。

第2に、事件の犯人や解決が唐突な気がするところ。
登場人物が、ほとんどすべて事件の関係者というのも単純すぎるかもしれませんね。 
 】

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