kigi's Book Diary

本の感想ブログ

◆「チョコレートコスモス」恩田陸

恩田陸さんの「チョコレートコスモス」アップ。

「ぴあ」のインタビューによると、恩田さんによる「ガラスの仮面」へのオマージュということらしい。
佐々木飛鳥という天才演劇少女の話。
前半はやや説明が多すぎるけど、後半のオーディションシーンは緊迫感があって、
どんな演技が展開されるのかワクワクしました。
お薦め。
 
こんなことを書いていいのかわからないけど、「ガラスの仮面」の一番面白い部分を抽出したような感じ。つまり、舞台上で演じられる、見ている人間の想像力をいい意味で裏切る演技。それが充分に楽しめます。

小説の大部分を占めるのはオーディションのシーン。
伝説的プロデューサーが仕切る新国際劇場のこけら落とし公演。演劇界の注目を集めるそのオーディションにはある仕掛けが施されていた。

呼ばれたのは4人の女優。
キャリア豊富なベテラン女優、才能豊かな若手女優、アイドル出身の女優。
そしてもう一人、演技経験2ヶ月の無名の新人。
果たして選ばれた女優たちはその難題をクリアすることが出来るのか?

女優たちが経験と才能、知恵を駆使して考え出す演技のアイデア。「謎があって解決がある」という、小説の醍醐味を味あわせてくれるシーンの連続です。

そして4人目の無名の新人、佐々木飛鳥こそが天性の才能の持ち主。今のところ演劇というものに魅せられているけれど、まだ自分の才能に気が付いてはいない。でも彼女が半ば本能に導かれて考えだす演技や脚本の解釈、これが驚き。言われてみれば納得、というパズルの回答のようで、なにやら脳がすっきりした気がします。

飛鳥が始めたレッスンの様子も気になるし、全体としては導入部のような展開なので、続編が待ち遠しいです。

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  1. 国内作家・あ行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:2

  1. 2006/06/27(火) 14:35:12 |
  2. URL |
  3. ちゃいむ
  4. [ 編集 ]
ああー、これ読みたいのよーん。
まだ買ってないー
インタビューは、違うやつかもしれないけど、ガラスの仮面への…というのはどこかで読んだよ。
ガラスの仮面は読破しているので、楽しみ♪
読んでから感想見に行くわー。
(いつになる?笑)

  1. 2006/06/27(火) 20:40:54 |
  2. URL |
  3. kigi
  4. [ 編集 ]
これは物語が好きな人になら誰にでも薦められる本だったよ。
恩田さんのインタビューはどこかの書評にリンクがあったんだけど、見つからなかった(^^;)
どこだったかな~?
とりあえずこっちは早く続きを出して完結して欲しいです(^^)

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