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kigi's Book Diary

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「古書の来歴」 ジェラルディン・ブルックス

第2回「翻訳ミステリー大賞」受賞。
実在するユダヤ教の書「サラエボ・ハガター」に関する謎解き。



15世紀にスペインで作られ、サラエボ紛争で行方不明になった後、
2002年にイスラエルで発見された希少本。
その書の調査修復の過程で本の中から蝶の羽やワインの染みなどが見つかる。
それぞれの証拠からこの書がたどってきた苦難の道程を推理。

予想と違っていたのは、来歴を調査する過程が描かれるというより
弾圧や迫害の中でいかに守られてきたかをフィクションを交えて描いたものだったこと。
でもこのフィクション部分が素晴らしい。

現代の謎解きと過去のエピソードが交互に描かれているんですが、
それぞれのフィクションのストーリー部分が活き活きとして、
それだけで短編小説を読んだ気分になりました。

物語は、1940年サラエボから過去に遡って、
1894年ウィーンの反ユダヤ主義~サラエボ事件、
スペインの1492年ユダヤ人追放に至るんですが、
その間のユダヤの人々への迫害が凄まじい・・・

残念だったのは私に東欧から中東にかけての歴史の知識がないこと。
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教に関して宗教的知識がないことでした。

イスラムの画家がキリスト教の画法でユダヤ教の書を描くことが
どれほどすごいことなのか実感としてわからない。

とはいえ、久々にずっしり重い読書で、
読み終えた時は長い旅を終えた気分になりました。

◆「サライェヴォ・ハッガーダー」
実在するユダヤ教の祭典の書。
14世紀のスペインで作られ、その後度重なるユダヤ教排斥の中で守られながら、
ボスニア紛争で行方不明になり、再発見された古書。
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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
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