「だれがコマドリを殺したのか」 イーデン・フィルポッツ
「赤毛のレドメイン」で有名なイーデン・フィルポッツの幻の名作が、
新訳で再版されました。
これは前回書いた「見えないグリーン」とは好対照の作品。
「グリーン」の方は謎解きに徹したパズルミステリーだけど、
こちらはミステリー的要素はあるけれど、基本は一人の人間を主人公にした小説で、
その人生の中に、ある事件があったということ。
それでも登場人物たちの性格や人間関係、人生観など、
すべて伏線になって事件の真相を隠していく、そのミスリードは見事です。
小説の舞台が南仏のせいかフランスの小説のような味わい
なぜヒッチコックが映画化しなかったのかと思うような
華やかで上質なサスペンスです。
ちょっとネタバレ↓
【
そんなに上手く騙せるのかと思ったけど、
最初の方に姉妹を「双子かと思った」「女優として才能がある」と書いてあるし、
父親は目が不自由だったり、一応条件はそろってますね。
】
新訳で再版されました。
これは前回書いた「見えないグリーン」とは好対照の作品。
「グリーン」の方は謎解きに徹したパズルミステリーだけど、
こちらはミステリー的要素はあるけれど、基本は一人の人間を主人公にした小説で、
その人生の中に、ある事件があったということ。
それでも登場人物たちの性格や人間関係、人生観など、
すべて伏線になって事件の真相を隠していく、そのミスリードは見事です。
小説の舞台が南仏のせいかフランスの小説のような味わい
なぜヒッチコックが映画化しなかったのかと思うような
華やかで上質なサスペンスです。
ちょっとネタバレ↓
【
そんなに上手く騙せるのかと思ったけど、
最初の方に姉妹を「双子かと思った」「女優として才能がある」と書いてあるし、
父親は目が不自由だったり、一応条件はそろってますね。
】
スポンサーサイト
テーマ : 推理小説・ミステリー ジャンル : 本・雑誌