kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「最初の刑事」 ケイト・サマースケイル

副題「ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件」

しかつめらしい制服を着て規則に従って行動する巡査ではなく
私服のまま自由に行動し、複雑な殺人事件を捜査する精鋭の警察官。
スコットランドヤードにはじめて刑事課が出来た当時に、
実際に起こった殺人事件の記録。

1860年、地方の名士の屋敷で起こった幼児殺人事件。
ロード・ヒル・ハウスで起こった殺人事件はまた、
のちのミステリーの1つの形式の原型になった事件でもある。
「カントリーハウスミステリー」
日本でいう「館もの」「お屋敷もの」ですね。

事件の推移や捜査は面白いんだけど、
引用が多すぎること、訳が直訳なことで娯楽として読むのは疲れるかもしれません。
ノンフィクションなので、正確な訳が必要なんでしょうけどね。



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「死の扉」 レオ・ブルース

「ミンコット荘に死す」が面白かったので、続けて読んでみたレオ・ブルース。
歴史教師探偵キャロラス・ディーン初登場作。
2時間ドラマ的な軽さもあった「ミンコット荘」に比べると緻密なミステリーで
これは久々の大ヒット。



殺されたのは小間物屋を営む老婦人エミリーと商店街を巡回中の巡査。
エミリーが裏で金貸し業をやっていたことから
この作品でも容疑者は多数。
しかもほとんどの容疑者が犯行時刻に店を訪れていたがわかる。
逆アリバイみたいなものですね。
その時刻に何が起こったのか?

何気ない文章に隠された、さりげないヒントの出し方が見事。
結末がわかってから考えると、あの時のあれはこういうことだったのかと納得。

トリック自体は前例があるんだけど、
読んでいる時にそれを思い出させない巧妙なミスディレクション。
いわゆる手品師の右手の動きが、とても自然で騙されます。

とにかく最初から仕掛けに満ちているので、
あまり細かいことは書けないけど、
ヒントはすべて描かれているので、推理も可能。
実にフェアです。

レオ・ブルース、面白かったので、
また新訳が出てほしいですね。
テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
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