kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「スリー・パインズ村と警部の苦い夏」 ルイーズ・ペニー

シリーズ4作目。
今回の舞台はスリー・パインズ村ではありません。
さすがに小さな村で殺人事件ばかり起こるというのも無理があるものね。

スリー・パインズ村と警部の苦い夏 (RHブックス・プラス)スリー・パインズ村と警部の苦い夏 (RHブックス・プラス)
(2012/07/11)
ルイーズ・ペニー

商品詳細を見る


今作の舞台となるのはモントリオール郊外の豪華なホテル、
「マノワール・ベルシャス」。
そのホテルに夏の休暇を過ごすためにやってきたのが、ガマシュ夫妻。
結婚以来30年、夏は毎年このマノワールで過ごすことに決めていたのだが、
今年はすでに不愉快な先客がホテルを独占していた。

ホテルを占領していたのは成功した実業家の一族フィニー家の人々。
老夫人と再婚した夫、夫人の子供たち、孫の総勢9人。

仕方なく裏手の狭い部屋に宿泊することになったガマシュ夫妻だったけど、
この一家、お金はあるけど知性はない、良識も社会性もないという、
とんでもない迷惑一家。
ガマシュ警部のことも「商人だろう、夫人は掃除婦だ」と見下して
意味のない優越感に浸ってるありさま。

なんたって今回ホテルに一族が集まった理由がすごい。
それはホテルの庭に亡き実父の巨大な像を建てることになったから。
他人の豪華なホテルに夫の像を建てようとすることから信じられないけど、
もちろん金の力でごり押ししたわけです。

そして嵐の夜、事件は起こる。
長女が建てたばかりの父親の像の下敷きになって死んでいた。

このシリーズは毎回ミステリー的趣向にも凝っているけど、
今回は"嵐の山荘もの"風。
厳密にはクローズドではないけれど、森の中に一軒だけ建つ豪華なホテルで、
嵐の晩、滞在客が殺されるという道具立ては、まさに嵐の山荘。

そして解決も、ミステリー的に挑戦かもしれません。
あんまり納得できないけど・・・
トリックも含めて、なんとなく新本格みたいな作品でした。

そうそう、スリー・パインズ村で起こった事件ではないけれど、
おなじみの住民も登場。
ちゃんとシリーズものになっています。


スポンサーサイト
テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. ルイーズ・ペニー
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0


NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY


プロフィール

kigi

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

ブロとも申請フォーム

« 2012 10  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

ブログ内検索

月別アーカイブ

08  07  06  05  03  02  01  11  10  09  08  07  06  05  02  01  07  06  04  03  02  02  08  07  04  03  01  12  10  09  07  05  03  02  01  12  11  10  09  02  01  12  11  10  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10 

フリーエリア

Yahoo!ボットチェッカー
Googleボットチェッカー
MSNボットチェッカー