kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「スリー・パインズ村と運命の女神」 ルイーズ・ペニー

スリー・パインズ村とガマシュ警部シリーズ2作目。

スリー・パインズ村と運命の女神 (ランダムハウス講談社文庫 ヘ 4-2)スリー・パインズ村と運命の女神 (ランダムハウス講談社文庫 ヘ 4-2)
(2009/06/10)
ルイーズ ペニー

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前回は犯行現場に被害者以外の人物がいなかったというのがトリックだったけど、
今回は人がいっぱい。衆人環視の中の不可能犯罪です。

真冬のスリーパインズ村、凍った湖の上、
カーリングの試合の真っ最中、大勢の観戦者の中で一人の女性が殺された。
死因は感電死。

電源は? 電線は?
完全防寒の被害者に通電させる方法は?
そして、なぜ誰も犯人を見ていないのか?

このシリーズは決して奇抜なトリックものではないのですが、
やっぱりミステリーとして不可解な謎がある方が面白いですよね。

コージーミステリーと言われる小説だけど、
謎解きはかなり本格的だと思います。

不可能犯罪を思わせるトリックと、魅力的な村の人々の暮らし、
ガマシュ警部の明晰な推理と人間性、そんな人々の交流。
その絶妙なバランスが最大の魅力。

で、今回殺されたのはCC・ド・ポワティエという女性。
スリーパインズ村では新住民。
夫と娘とともに週末を過ごすために、あの旧ハドリー邸を購入した。

このCCが、また嫌な女なんですよ。
自分はとても優秀な人間だと信じていて、
人は自分を特別扱いして敬うべきだと思っている。
だけど実際は実力も才能もないから、誰にも相手にされない。
結果として、仲間に囲まれた幸せそうな人を憎んでいる。

そんなCCが、なぜわざわざスリーパインズに越してきたのか?

ヒントのほとんどが事件が起こる前に読者に示されているというところは
本格ものでもなかなかないフェアな謎解きだけど、
冬のカナダに住んだことがないとわからないのが残念。

ふと思いついたけど、CCとニコルは似てるような気がしますね。



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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
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