kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「騙し絵の檻」 ジル・マゴーン

2つの意味で読者の推理の裏をかく仕掛けになってます。
だから推理しながら読まないと、一般の小説になってしまう。
そういう意味でミステリーマニア向きの作品といえるかも。

騙し絵の檻 (創元推理文庫)騙し絵の檻 (創元推理文庫)
(2000/12)
ジル マゴーン

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殺人事件の冤罪で終身刑に処せられたビル・ホルトは、
16年の服役後、やっと仮釈放を認められて出所する。
出所したホルトの目的は真犯人を探し出して復讐すること。
そのためにホルトは故郷に戻り、自分を陥れた人々に会う。

ミステリーとしては珍しくない設定だけど、
ちょっと違うのは事件は大企業の経営者一族の中で起こっているということ。
そういう意味では容疑者が限られたクローズドなミステリー。

ホルトが殺したとされたのは元会長の娘で現会長の妻アリソン。
共同経営者の孫であるホルトにとっては幼なじみで初恋の女性でもある。
そんな女性を不倫の末に殺したとされたわけで、
当然、真犯人も一族の中にいると考えられた。

容疑者のほぼ全員が同族で同じ会社役員という身分なので、
もう誰が誰なのか半分読み終わるくらいまで区別が付かなくて、
人物をいちいち確認しながら読んでいたから、けっこう面倒でした。

推理しながら読まないとつまらないと書いたけど、
人物の区別が付かないから誰がどこにいたかもわかりにくくて、
その推理が中途半端になってしまうのが難点。
だから2回目に読んだ時のほうが面白かったですね。

単純な事件を複雑に組み立てて、読者が単純さに気がつかないように
伏線を背景に埋没させて描くというのは、けっこう高等技術。

↑何を書いてるのかわかりにくいと思うけど、ネタバレで。


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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 海外ミステリー
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