kigi's Book Diary

本の感想ブログ

「フレンチ警部と毒蛇の謎」 F・W・クロフツ

最後の未翻訳作品だったそうです。
なぜ未翻訳だったのかわかりませんが、まあ、最後になるだけの内容かもしれません。
全体に中途半端な印象が残りました。



前半はある種の倒叙もので、犯人側の心情が描かれ、
解決編はフレンチ警部の捜査が中心。

ということで、事件が起こるのは全体の半分近くが過ぎてから。
気の短い人は飽きるかもしれません。

倒叙部分も、捜査が描かれる部分も省略が多いので、
推理としては、あまり楽しめませんでした。
推理小説というよりは平凡なふつうの社会人が追い詰められて、
道を外していく過程を描いた小説と言った方がふさわしいかもしれません。

平凡なふつうの人が殺人事件を起こしたらどうなるのか、という話。

続きはネタバレ
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「はなれわざ」 クリスチアナ・ブランド

これはまた挑発的タイトルとでも言うのでしょうか。
トリックの「はなれわざ」というより、推理小説としての「はなれわざ」ですね。



このトリックはいくつかの前例があるし、ミステリー作家が1度は挑戦するトリックとも
言えますが、これだけ長いのは、やはり"はなれわざ"

クリスチアナ・ブランドの作品は、容疑者が限定されるクルーズド・サークル的な作品が
多いということですが、この作品も一応「孤島もの」。
ただし、完全に閉ざさた孤島ではなく、そこは観光地でもある密輸と海賊の島。

イタリアの孤島を訪れたイギリスの観光ツアー。
彼らが滞在する島のホテルで、そのツアー客の一人が殺される。
容疑者はツアーの中で被害者と交流があった6人。
しかし、犯行時刻にはその全員が浜辺や海に出ていて、
ツアーに参加していた警官に目撃されていたという不可能犯罪。

ホテルには他の観光客がいるし、島の住人もいる。
もちろん警察もある。

でも、この警察がいいかげんな捜査しかしないので科学捜査は一切なし。
指紋はとらない、血痕は調べない、凶器もアリバイも関係ない。
印象だけで犯人が決まる、恐るべき警察。

そんな中で容疑者ともされるツアー客の面々は、かばい合い、疑い合い、
島から出るために推理を続けます。

人物描写が詳しくて長いので飽きそうになりますが、
それこそがポイントなので注意深く読みましょう。

続きはネタバレで
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