kigi's Book Diary

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「片耳うさぎ」  大崎 梢

主人公が小学生で表紙もほのぼのしてるので、
ジュブナイルかと思って気軽に読み始めたんですが、内容はちゃんとした謎解きでした。
殺人事件は起こりませんが。



小学6年生の蔵波奈都は父親の会社が倒産したことで東京近郊のマンションを出て
父親の実家に身を寄せることになる。
しかし父の実家は田舎の旧家で古くて暗い大きな家。
心細い思いを味わいながら暮らしていた奈都だが、
古い屋敷に興味を持つ中学生のさゆりが泊まりに来たことから、
屋敷内の探検に出かけることになった。
---------------------------------

すらっと読んでしまったので、あまり書くことが思いつかないのですが、
軽く読める1冊でした。

古いお屋敷、隠し部屋、夜中に徘徊する怪しい影。
舞台装置はおどろおどろしいけど、主人公が子供なので夏休みの冒険譚みたいなテイスト。

最初の方で、「あの大きな家で独りで留守番」と書いてあったから、
本当にたった一人で留守番するのかと思ったら、
同居する家族がぞろぞろ出て来たところは、ちょっとびっくり(笑)

ちょっとしたノスタルジーにも浸りました。
昔の家って、なぜか複雑な作りになってましたよね。
1階に4部屋作るとして、今なら正方形に並べるだろうけど、
昔はジグザグに並べてあったりする。
それを廊下でつないであって、廊下の隅には納戸があったり、
使ってない小部屋があったりする。
子供には探検するところが多くて、面白かったです。

ネタバレにいくつか疑問を書きましたけど、どれも些細なことです。
本格謎解きの不整合場面とは違うので。
そのつもりで見てください。

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続きはネタバレ
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テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
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「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎

基本は脱出もの。味付けは青春ノスタルジー。




この分野は古今の名作が数多くある上に、
日本では生死をかけた脱出を必然とする設定がなかなか成り立たないという
難しさがあるので、作品は少ないですが、これは果敢な挑戦。

権力によって首相暗殺犯に仕立て上げられた青年が、
封鎖された仙台から脱出するストーリー。

舞台を近未来に持ってきて、地域を仙台という狭い範囲に設定、
何とか脱出の必然性を出そうと頑張ってるけど、
やっぱり甘いという印象になってしまうのは仕方ないですね。

最後は禁じ手のような気もするけど・・・


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「サクリファイス」 近藤史恵

本を開けたときの第一印象は「わ~、行間が広い」(笑)
だから長編でも、あっという間に読めてしまいます。

以下はかなり否定的感想なので、この作品が好きな人は読まないでね。





さて、いいですか。
残念ながら、この本は苦手。

ミステリーとしては面白いです。
ミスリードからの逆転と、次々に予想を裏切られていく展開。
最後まで引き込まれて読みました。

でも読み進むにつれて嫌な気持ちが残ってしまいました。
それは登場するすべての人物に対して。

自転車レースのことはなにも知らないけど、本当にこういう世界なの?
団体競技なのに勝利は個人に与えられること、
アシスト役はアシスト役に徹すること、
エースの自転車にアクシデントがあったら、
アシスト役は自分の自転車を差し出して、自分はリタイアするなんて、
見てて辛くなるだけのような気がする。

もちろん選手はそういう競技だとわかってやってるんだから、
エースが勝てればそれでいいんだろうけど、私は見たくないですね。

これがヨーロッパで人気の競技というのも意外。
なんか個人主義のイメージが強いので。

でもむしろ日常的に集団に忠誠であることを要求されている日本人の方が
スポーツとしてこういう競技をやることは苦手かもしれないですね。

あ、そうか、日本人は団体競技なのに最終的に個が勝つことが苦手なのかもしれない。
勝つも負けるもみんな一緒というのが好きなのよね、たぶん。

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続きはネタバレです。

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「追伸」 真保裕一

往復書簡だけでつづる、ある夫婦の離婚。
読んでる途中で苦手なパターンだと気づいたけど、
とりあえず最後まで読んでみました。



夫はギリシャへ単身赴任中。
妻は渡航直前に事故に遭って日本に残っている。

そこから手紙のやり取りが始まるわけだけど、
この手紙がやたら長い。
さらに手紙なのに相手も知ってる事情が説明的に書いてある。
これは手紙というより手記で、手紙にする意味がわからない。

こんな分厚い手紙貰ったら誰でも離婚したくなるよ~
というのは冗談にしても、「長々説明を書くより話し合えばいいのに」
と思ってしまうのは今の時代なら当然の感想でしょう。

手紙のやり取りが進むうちに妻が離婚を言い出した理由は、
祖母の事件に関わりがあるということがわかってくる。
妻の祖母は何かの理由で警察に捕まったことがあるらしい。
そこから祖母の事件とは何かという真相になる。

キャッチコピー的に言えば、
「戦中戦後から現代へと続く女の3代の妄執」ということかな。
そのまま午後1時半からのドラマになりますね。

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