kigi's Book Diary

本の感想ブログ

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「チムニーズ館の秘密」 アガサ・クリスティ

学生時代に2回ほど読み始めたことがあるんですが、2回とも途中で挫折。
30年くらいかかってやっと最後まで読めた~~~
本当に退屈な話なんです。
タイトルはこの上なく魅力的なのにね。


ロンドン郊外にあるケイタラム卿の別邸チムニーズ館は
数々の歴史の舞台となった由緒ある屋敷。
そこである国際的陰謀のために秘密のパーティが開かれることになった。
しかしその前夜、客の一人が屋敷の中で殺される。

う~ん、いろいろと詰め込みすぎではないだろうか。
・バルカン諸国のある国のクーデター→王政復古。
・王位争いの陰謀と石油利権。
ここまでならスパイ小説かと思いますが、違います。
まだまだある。

・隠された女王のダイアモンドと、それを狙う変装名人の怪盗。
・不倫をネタに脅迫される貴婦人。
宝探し、ロマンス要素まで詰め込まれています。

もう何がメインの事件なのか、
何を解決すればいいのか、
いろんな事件が絡み合って、どんなストーリーなのかもわからなくなってる。

映像で見た方がわかりやすいんじゃないかと思うけど
ドラマの「チムニーズ」はまったく別のストーリーだから参考にならないし、
どこかで原作に忠実に映像化してくれないだろうか。
面白くなるかはわからないけど・・・

まあでも最終的には、たいした山場もなく解決します。

で、ちょっとストーリーから離れた話題ですが、
海外ミステリーに時々登場する「誰にも見破れない変装名人の怪盗」って
面倒くさい存在ですよね。
カーの「一角獣の殺人」なんかにも登場して、ひたすら話をややこしくしてる。

こちらは文章で読んでるだけだから変装を見破れるわけもなく、
要するに「登場人物の一人が偽物。さて誰でしょう?」という意味。
なんでこんな設定をするのか、その理由がミステリー。
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「予告殺人」 アガサ・クリスティ

なんとなく目についた本を選んで読んでいるだけなのに
同じようなトリックの作品を続けて読んでしまうのはなぜなんでしょう??

ミス・マープルものです。
今回の舞台はセント・メアリ・ミードではなく、
マープルの姪の住む小さな村チッピング・クレグホーン。



小さな村の掲示板のような新聞・ギャゼット紙に奇妙な広告が掲載された。
それは「殺人お知らせ申し上げます」
場所は村一番のお屋敷リトル・パドックス館。
趣向の変わったゲームだと思った住民たちは予告時間に興味津々で集まってくる。

そしてもちろん、ちゃんと殺人事件が起こるわけです。
小さな村の限られた住人の中で起こる殺人事件。
容疑者もごく限られるので、クローズドミステリー的楽しみもあります。

クリスティは実はマープルものの方がトリックメインのパズル的な作品が多いんですよね。
この作品もヒントが実にフェアです。
「読者への挑戦」をつけたくなるくらい。
フェアすぎて予想がついてしまったりしますが(^_^;)

最初の方の、なにげない一文が最後の決め手になるところは見事でした!

ここからはネタバレで

殺されかけて未遂に終わった事件が起こると、
だいたい狙われた人物が犯人なんですよね。
それでなんとなく予想してしまいました(^_^;)

成り代わりと入れ替わりが同時に出て来るミステリーも珍しいですね。

でもミス・マープルがものまね名人だったとは知らなかった(笑)


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「ひらいたトランプ」 アガサ・クリスティ

オリヴァ夫人の初登場作品。
「マギンティ夫人は死んだ」の次に読んだんですが、
途中まで感想書いて、すっかり忘れてました。

トランプというのはコントラクトブリッジ。
ブリッジがミステリーでよく使われるのは、
4人でやるゲームなのに実際にプレーするのは3人、
自由に動ける人間が常に一人いることで、トリックが仕掛けやすいんでしょうね。

事件が起こったのはワンフロアを占めるアパートメントの一室。
部屋の主人シャイタナ氏は奇妙な趣向のパーティを開くことで有名な人物。
そのシャイタナ氏がポアロを招いて開いたパーティは
殺人者4人と探偵役4人を招くという異様なもの。

食事の後で始まったブリッジのゲームの最中に殺人事件が起こります。
密室ではないけれど、誰も出入りしていないという意味では、
閉じた空間で起こった事件ですね。

容疑者は4人。
4人ともに殺害の機会があり動機もある。
凶器は現場にあったもので、特に技術も力も必要としない。

ポアロはブリッジの進め方から容疑者の性格をよんで推理を進めるのですが、
ブリッジをやったことがないと、意味がわからないことばかり。
ポアロの推理を淡々と読むだけになってしまうところが残念。

そのわりに純粋な謎解き話ではないし、
どうしても解決は強引な感じがしてしまいます。

ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2003/10)
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「忘れられぬ死」 アガサ・クリスティ

…というタイトルなのに、
3月に読んだ本なので忘れてしまった(笑)

ノンシリーズです。

全編がミスリードみたいな作品なので、
ネタバレしないで感想を書くのがとても難しい・・・。

読者をそんな推理の迷路に惑わせるのが、
忘れられぬ死を遂げた被害者、社交界の花ローズマリー・バートン。

若くて美しくてお金持ち。
そのうえ、優しい夫がいて熱烈な求愛者もいる。
でもわがままで勝手で、知性と思考力は皆無。

まさに嫉妬と羨望と賞賛と憎悪の対象であるローズマリー。

そんな彼女が自分の誕生祝いのパーティで毒をあおって死んだ。
古典悲劇のような舞台設定が、
ちょっと不思議な雰囲気を作り出している名作です。

忘られぬ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)忘られぬ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2004/05/14)
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以下はネタバレ感想です。
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「マギンティ夫人は死んだ」 アガサ・クリスティ

小さな村で通いの家政婦をしていたマギンティ夫人が殺された。
夫人が床下に隠していた貯金が盗まれていたことから、
同居していた間借り人ベントリイが犯人として有罪判決を受ける。
しかし事件を担当したスペンス警視は判決に疑問を感じ、
ポアロに再調査を依頼。

事件が起こったブローディニー村に向かったポアロは、
とっ散らかった民宿に滞在して捜査を開始。

マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2003/12)
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散らかった部屋とか腐りかけた食事とか、
およそ秩序というものがない宿で苦笑するポアロや、
写真が重要なファクターになる謎解き、
犯人に関する重要な伏線になるシーンとか、
映像で見た方がわかりやすいかもしれないと思う作品。

なにより登場人物が多い。
しかも全員が小さな村の住人なので、
同じようなタイプの人ばかりで区別がつきにくい。
映像なら、もう少し見分けがつくかも。

全体としては、ミスディレクションがあまりにあからさまで、
釈然としないところもあるけれど、
それで完全に騙されてるんだから、やはり見事としか言いようがないですね。

おまけとしては、ミステリー作家のオリヴァ夫人も再登場。
彼女が語る、メインキャラクターの独走や作品の舞台化映像化の話が、
クリスティの本音みたいで面白いです。

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「青列車の秘密」 アガサ・クリスティ

久々のクリスティ。

子供の頃に読んだ時は「青列車」というのがなんとも不気味で、
外国ではずいぶん怖い列車が走っているものだと思ったけど、
意訳すれば「ブルートレイン殺人事件」。

ただし「青列車」は富豪のための豪華列車だから、日本の寝台特急のイメージとは
かなり違いますが、トラベルミステリーなのは同じ。
海外のトラベルミステリーの原点といわれる作品だそうです。

内容も軽いというか浅いというか、推理よりストーリーが中心。
特にヒロインのキャサリン・グレーって、浅見シリーズのヒロインのような存在ですね。

青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
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タイトルに「列車」と入ってますが、事件現場が車内というだけで
ほとんどのストーリーは南仏のリゾートで展開されます。
ロマンスも絡んだ、いかにもリゾ-トっぽい話です。

ポアロものの5作目なんですが、前の4作は
「スタイルズ荘の怪事件」
「ゴルフ場殺人事件」
「アクロイド殺し」
「ビッグ4」

こう並べてみると、この頃までのポアロはまだ古いタイプの名探偵なんだと思いますね。
自分だけが隠された証拠を知っていて勝手に納得し、突然犯人を指摘する。
もちろん古典的探偵小説に比べればヒントはいろいろ書かれてるけど、
犯人が明かされた時の驚きは、意外というより唐突。
・・・ということで「意外な犯人」で有名な作品です。

ま、「意外」にもいろいろな「意外」があるわけで・・・
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「死者のあやまち」 アガサ・クリスティ

読み終わったあとで事件の全容がわかると、なかなか複雑な事件なんですが、
どうも読んでいる時はそれが伝わってこない。とても単純に思えてしまう。
ミステリーゲームで現実の殺人が起こるという仕掛けだけが目立つんですね。



事件が起こるのはイギリス南西部の王朝風の建物、ナス屋敷。
付近の同様の屋敷は取り壊されたりユースホステルに改装されたりしていたが、
ナス屋敷だけはお金持ちの実業家に買い取られて、なんとかその姿を保っていた。
それでも改築されたり増築されて俗っぽい東屋なども建っている状態。

そんなナス屋敷で園遊会が開催される。
様々の趣向の中に、犯人探しゲームが企画された。
そのゲームのシナリオを作るために有名な推理作家が招待される。
それがポアロの新しい相方のオリヴァ夫人。

そして園遊会当日、犯人探しゲームの被害者役の少女が本当に殺されてしまう。
さらに屋敷の女主人までもが行方不明になる。

お金持ちの夫と、若くて美しい妻、屋敷に出入りする若い男たち、
こうなると、被害者は夫や妻のどちらか。

園遊会で殺されたのは近所に住む少女で、夫人の姿が見えないとなれば、
殺されたのか?駆け落ちか?
少女は夫人が姿を消した原因となるなにかを見たために殺されたのだとは、
誰もが考えること。

船着場の老人の言葉で、ほぼすべての裏事情がわかるけど、
あとは解釈の問題ですね。ポアロならずとも人違いしそうです・・・

続きはネタバレです。

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「鏡は横にひび割れて」 アガサ・クリスティ

これも高校時代に飛ばし読みした1冊。

クリスティ72歳の作品。
さすがにトリックや推理に目新しいところはないですが、
人生や人間に対する観察は、より深くなっています。
ミステリーというより、味わい深い小説と思って読んだ方がいいかもしれません。

その人間観察の深みが17~8歳ではわからなかったということですね。
当時は、だらだらと間延びしたミステリーとしか思えなかった(^―^;)



ということで、ミス・マープルもすっかりおばあさんになっています。
100歳近いとかいてあるけど、そのくらいなのかしら。
セント・メアリ・ミードも開発が進み、郊外には新興住宅が立ち並び、
昔ながらの使用人は去り、ミス・マープルの身の回りもすっかり変わっている。

そしてあの「書斎の死体」のゴシントン・ホールも、何回か持ち主が変わり、
今は大女優であるマリーナ・グレッグが屋敷を買い取り、越してきたところ。
その改装した屋敷の公開と、新住人マリーナのお披露目も兼ねた慈善パーティで
殺人事件は起こる。

客として招かれていた慈善団体幹事の婦人が毒入りカクテルを飲んで亡くなる。
実は、そのグラスはマリーナのもので、婦人に渡したのはマリーナ自身であることがわかる。
はたして狙われたのはマリーナか、殺された婦人なのか。

亡くなったの女性の描写が特に見事。
親切で世話好きで面倒見がよいが、それがすべて独りよがりでしかない。
自分がやりたい事をやっているだけで、相手が求めている事をしているわけではない。
自分以外の人間は、まったく頭にない。
自分の言動が相手にとって、どういう意味を持つかも考えない。

「自分の行為が人にどういう影響を与えるかについての、真の意味の配慮がないからですわ。
いつもその行為が自分にどういう意味を持っているかを考えるだけで、
人にどんな気持ちを与えるかということは、ぜんぜん考えようともしないからですわ。」

もしかしたらクリスティは、こういう他人への配慮がない人たちに
多大な迷惑をこうむっていたのかもしれませんね。

真相や動機は、女性なら見当が付くかもしれませんね。
そういう意味でも現在の日本の、ある状況を考えて読むと、
ちょっと身に迫る恐ろしさがあります。

ちょっとだけネタバレ感想↓
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