fc2ブログ

kigi's Book Diary

本の感想ブログ

  • 2024_03
  • <<
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • >>
  • 2024_05

「暗黒映画入門 悪魔が憐れむ歌」 高橋ヨシキ

「恐怖の館」の管理人、映画評論家の高橋ヨシキ氏の映画評論。

暗黒といっても、ノワール系やアンダーグラウンド系ではなくて、
恐怖映画の評論集。
それも幅広い意味の恐怖映画。
『ブレードランナー』『バットマンリターンズ』、
私の好きなマイケル・ダグラスの『フォーリング・ダウン』も入ってました。

そして、マイケル・ジャクソンの『スリラー』も。
「踊るゾンビ」は斬新でハマりましたよね。

マイケルは当初「狼男アメリカン」のような変身モンスター系のビデオをイメージしていたけど、監督は悪魔系を提案。
でも悪魔はマイケルが拒否して、結局、踊るゾンビに。
ゾンビ映画が一般の人にも認知されるきっかけになったそうです。

いろいろ見たい映画が見つかったから楽しみ!



スポンサーサイト



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・た行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:3

「虹色の童話」 宇佐美まこと

築35年を越えたボロボロマンション「レインボーハイツ」。
解体寸前のマンションだから12室のうち、住人がいるのは5室だけ。
その5室で続けて殺人事件が起こる。

霊とか祟りではなく、人間の心の闇の恐ろしさ・・・

目の前にある現実から逃げ回って、逃げ切れなくなった人たちの話。
「ふつう」で「当たり前」であることだけが人生だと思い込んで、
まわりと違う自分が許せなくて追い詰められてしまう…。

「自分は悪くない、周りが悪い」と思っている限り、
物事はうまくいかないと思うんですけどね。

まあ、真相に関しては、解放なのか呪縛なのか、
これもまた考えてしまいますね・・・



テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・あ行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「愚者の毒」 宇佐美まこと

極貧の状況に置かれた若い女性の運命は過酷なもの。
「美人と貧困は似合わない」って、
どこかで読んだ言葉だけど忘れました。

この作品も、そんな地獄から逃れようと
必死にもがく二人の女性の話で、
『火車』や『白夜行』の系統の作品ですね。



・1985年、職安で偶然出会った二人の女性、石川希美と香川葉子。
ともに35歳の二人は、それぞれが重い過去を背負っていることもあって
互いに助け合うようになる。

葉子が背負う重荷は最初から描かれているけど、
希美の過去は途中まで明かされない。
明かされるのは小説の中盤、第2章から。
炭鉱事故の後遺症で病んだ父親と妹弟を一人で世話する希美の過去は、
あまりに壮絶で読むのがつらいほど。

登場人物の一人が言う言葉・・・、
「身の内に毒をお持ちなさい。中途半端な賢者にならないで。
自分の考えに従って生きる愚者こそ、
その毒を有効なものに転じることが出来るのです。
まさに愚者の毒ですよ。」

最後まで読んだあとで、あらためてこのセリフを読むと、
かなり恐ろしいことを言っていると思いました。
でも動物が身の内に持つ毒は生き残るための自己防衛なんですよね。

この世の中で、誰からも、どこからの助けもなく
自力だけで生きるということは、つまりこういうことなのか・・・
それにしてもやることが徹底的。
希美は、国家も法律も無くなった終末世界に生きているようです。

ミステリーとしての仕掛けも、あちこちにあって、
伏線回収が見事だし、面白かった。
ちなみに、著者は女性です。

《三井三池炭鉱事故が起こった1963年11月9日には、
横浜市鶴見区で列車の多重衝突事故「国鉄鶴見事故」が起こっています。
1日で600名以上の方が亡くなった日で、
「血塗られた土曜日」「魔の土曜日」と言われています》
テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・あ行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「赤い砂」 伊岡瞬

一応ウイルスものですが、
このウイルスは接触感染なので、限られた人にしか感染しない。
ということで、
感染パニックというより、刑事ものの色合いが強い作品。

発端は、
国立疾病管理センターの職員が電車へ飛び込んで自殺した事件。
その後、飛び込んだ電車の運転手、捜査した警察官が
錯乱状態から自殺するという事件が続けて起こる。

自殺者にいくつかの共通点があったことから
不審を持った刑事が独自に調査を開始。
その結果たどり着いたのが、「赤い砂」と呼ばれるウイルスの横流しと、
受け取った製薬会社への脅迫事件。

製薬会社への脅迫犯人探しがメインで、
一人の刑事が独断で捜査するだけなので、
いろいろ物足りない感じがしてしまいました。

2020年に刊行された作品だけど、書かれたのは2003年。
当時、これだけウイルスについて調べて書いたのは驚きです。
でもウイルスものが飽和状態でボツになったらしい。
確かにアウトブレイクなどのような緊迫感はないかも。



テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・あ行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「貴婦人として死す」  カーター・ディクスン

小説の大部分は、登場人物の一人である老医師の視点で書かれた手記。
そのために書き手の先入観や誤解、勘違いなどに誘導されて、
読者も事件を偏った視点から考えてしまう。
ミステリーの世界で言う「信頼できない語り手もの」です。




真相がわかってから読み返すと、すべてのシーンや言葉が違う意味に見えてくる。
2重の仕掛けの見事なパズルミステリーで、
カーがこんな緻密な仕掛けのミステリーを書いていたとは。
カーは再読するたびに新発見があるからすごい!!

でも、そんな緊張感のある謎解きをぶち壊すのは、
いつものヘンリ・メリヴェール卿!
ローマの元老院議員のコスプレをして電動車椅子で街を暴走するんですよ。
そこだけ急にドタバタコメディ(笑)

カーの作品は学生時代に一通り読んだはずなのに
再読すると、「私は前に何を読んだのだろう?」と思うくらい印象が違う。
翻訳は大事ですね。

続きは、ちょっと気になったところ↓
テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. ディクスン・カー
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「闇という名の娘」 ラグナル・ヨナソン

北欧ミステリーです。
まず本が薄いので驚き。
北欧ミステリーって、だいたい長いんですよね。
そういう意味では読みやすかったけど、読後感が最悪かも。

主人公は女性刑事のフルダ。64歳。
定年間近にして若い男性刑事に席を譲るように言われて事実上クビになる。
ここまでは同情してたんだけど、その後の行動が自分勝手。

協調性がない、独善的、傲慢、鈍い。
それなのに他人には厳しくて何でも批判する。
まあ、同情するところもたくさんあるんだけど、
それでもこんな人が同じ職場にいたらやりにくいだろうと思ってしまう。

結末が衝撃的と言っても、他にもそういう作品はあるし、
アメリカのドラマとかラストシーンから始まる演出は多いですよね。

ストーリーを作るうえで、あまりに作者に都合のいい設定が多いような気がしました。


テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 北欧ミステリー
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「白墨人形」 C・J・チューダー

プロローグで描かれる凄惨な死体。
移動遊園地で起こる悲惨な事故。
いきなり非現実的な世界に引き込まれます。

1986年、12歳の夏休み、
森で遊んでいた4人の少年たちは、少女のバラバラ死体を見つける。
この少女は誰なのか?
見つからない頭部を持ち去ったのは誰なのか?

そこから2016年の現在と30年前の過去が交互に描かれるけど、
それがけっこうややこしかった。
少年の視点から書かれている過去は、ある意味「信頼できない語り手もの」で、
子供には見えない世の中の事情みたいなものが断片的に描かれるだけ。
いろいろな家庭の事情、個人の事情、村の社会的構造、
暴力とか恋愛とか、エピソードが多すぎて頭が整理できなかったです。
登場人物も多いしね。

スティーブン・キング絶賛だそうですが、
たしかにキングの作品を思わせる内容でしたね。



タイトルになってるCHALK MANの話、必要?
テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 海外ミステリー
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「富士山噴火」 高嶋哲夫

瀬戸口先生のいるところに災害あり!
地震、津波、洪水に続いて今度は噴火。

タイトル通り、富士山が噴火する災害パニック。
御殿場、三島、沼津あたりの避難状況がメインのストーリーなので、
けっこう狭い範囲。
正直、地震パニックほどの緊迫感はなかったかな。



ただ、昨年、富士山噴火の被害想定は更新されて、
溶岩流の到達範囲は、かなり広い範囲に修正されました。
相模原市や小田原市まで到達する可能性もあるらしい。
そんな中、沼津が無事なのは愛鷹山の存在は大きいですね。

fujisan.jpg

専門家が警報や注意報を出そうとすれば、
だいたい大反対が起こる。理由は、
・パニックが起こる
・経済が止まる
・風評被害が起こる

でも実際に災害が起これば
「なぜもっと早く警報を出さなかったのか?」

世の中の反応はいつも同じですね。
テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・た行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「野良犬の値段」 百田尚樹

これは面白かった!
クライム・ノベルの傑作だと思いますね。
タイトルから想像すると裏社会の抗争もののようですが、
誘拐物です。

ネット上に突然現れた「誘拐サイト」。
そこには誘拐した人物を使って、ある実験をすると書かれていた。
というと、なにやらグロい話が始まるかと警戒するかもしれませんが、
そういう話ではないので大丈夫です。

ネット vs 警察+マスコミの意識のズレた闘いみたいなものかな。
テレビ・新聞・ネットを揶揄する表現が面白いし、
とにかくスピード感がすごい!
中だるみがないから一気読みでした。

ちょっと難点があるとすれば、犯人が優秀すぎるところだけど、
それも爽快でした。
なんとなくグリ森事件の真相まで考えてしまいました。



テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・は行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「犬がいた季節」 伊吹有喜

高校生の恋愛話かと思って、ちょっと引き気味に読んだのですが、
平成を生きた人々の日常を思い出すエピソードが描かれていて、
あの日あの時、自分はどうしていたか?など、いろいろ思い出して、
懐かしかったり、辛かったり、泣きました。

描かれている時代は1988年~2000年。
そして最終話が2019年・令和元年。

三重県四日市市、近鉄富田山駅近くの八稜高校。
その学校にはコーシローという1匹の犬が飼われていた。
その犬を通して語られる、それぞれの時代の高校生の生活、
全6話の連作短編集。

1991年 F1日本グランプリ
1993年 Jリーグ開幕
1995年1月17日 阪神淡路大震災
1995年3月20日 地下鉄サリン事件
1995年7月 八王子スーパーナンペイ強盗殺人事件
1995年は、なにかが転換する年でもあった気がしますね。

たまごっち、バンドブーム、援助交際、ノストラダムスの大予言、写ルンです、夜空ノムコウ・・・

まだインターネットが普及していない時代、
そんな時代を大人が懐かしがる小説かもしれません。
とにかく時代背景が懐かしい。



テーマ : 最近読んだ本    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・あ行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「背の眼」 道尾秀介

第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作品。
道尾秀介のデビュー作。



真備庄介の霊現象探求所に持ち込まれた4枚の心霊写真。
そこに写っている被写体の背中には、人間の眼が写りこんでいた。
さらに、その4人はその後自殺していることがわかる。
そして、その写真が撮影された村では4人の少年が行方不明になっていた。

もうここまでで謎がいっぱいですが、
霊現象だけで終わらない、きちんとした謎解きミステリー。
すべた解明された後に、なお謎が残るところも見事。
しかも歴史まで絡んでくるという、まったく私好みのミステリーでした。

「ゴビラサ」の謎解きが、私的にはツボで、面白かった!
テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・ま行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:0

「白鳥とコウモリ」 東野圭吾

東野作品としては久々のミステリーで一気読み。
ミステリーといってもトリックものではなくて、
被害者の過去を探っていくという、私の好きなパターン。



竹芝桟橋の近くに放置された車の中から年配の男性の死体が発見される。
殺されていたのは人情派の弁護士として知られた白石健介。
やがて被害者と最後に会っていたと思われた男が殺害を自供。
しかし自供した倉木達郎も周囲には真面目で誠実な人物と思われていた。
そんな二人の間に何があったのか?

被害者と加害者、双方の家族共に事件の経緯に納得できず、
二人の接点を探るために、それぞれの過去を調べ始める。
-----------------------------------------------------------

過去を調べるのが被害者の娘と加害者の息子なので、
警察の捜査と違って、もどかしいところはあります。
そのために中盤は、ちょっと間延びして、
同じことが何回も繰り返されてるのが残念。

それに、結末がどうも納得いかない。
読む薦めるうちにラストはだいたい予想が付くと思うんですが、
それにしては動機が浅いような気がする。
もう少し違う意味の意外性であってほしかった。

でも本当にコウモリは困った存在です。

余談だけど、あの試合、東京ドームの開幕戦だったんですね。
それならチケットは簡単には手に入らないでしょう。
東京ドームはスタンドが低いから、内野の良い席なら中継に映ってる可能性が高い。
中継映像をチェックすれば誰が座っていたか、わかるんじゃないかな。

で、読み終わると門前仲町に行きたくなる本でした。
炉端焼きが美味しそうだったしね。

テーマ : 推理小説・ミステリー    ジャンル : 本・雑誌
  1. 国内作家・は行
  2. / トラックバック:0
  3. / コメント:2


NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY>>


プロフィール

kigi

  • Author:kigi
  • ◆メールフォームは下にあります。
    ◆TBは承認制です。

    ◆↑画像 by Riepeach(photost.jp

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター

ブロとも申請フォーム

« 2024 04  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

ブログ内検索

月別アーカイブ

08  03  02  01  12  11  10  09  07  06  05  04  03  02  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  12  10  09  08  06  04  03  02  04  03  02  12  11  10  08  07  06  05  03  02  01  11  10  09  08  07  06  05  02  01  07  06  04  03  02  02  08  07  04  03  01  12  10  09  07  05  03  02  01  12  11  10  09  02  01  12  11  10  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10 

フリーエリア